心待ちにしていた、矢野さんの個展に出かけてきた。 僕が、人の個展の事をブログの記事にするのは初めてだと思う。 矢野さんは、個展に力を入れている木工作家さん(作家さんという言葉が嫌いな人なので怒られるかもしれないが、僕は作家さんと使わせていただく)なので、ギャラリーなどの常設では、見られるところが少ない。 楠をメインに彫っていらっしゃる。 ひとつひとつ丁寧に、そして無心で雑に・・・ ノミ一本で彫られている器やオブジェ それらは、まさに円空の仏様のようだった。 千年の時を刻んだ、楠の木にノミを入れる緊張感 彫るときの音が、生々しく聞こえてくるくらいの仕事のいさぎよさ 久しぶりに感動することが出来た。 会場は鈴懸本店 博多座の斜め前のビルなので、わかりやすいです。 矢野義憲「木の作品展」 2009 6/15~21 ひとノミ、ひとノミ丁寧な仕事は、当たり前のことだが、多くは作れない。 東京生まれの矢野さんだが、工房がある博多のファンの人たちを楽しませる事で精いっぱいなのだろう 博多での個展を、大切にされている。 もっとたくさんの人たちと、矢野さんの作品のよさを分かち合いたいと思っているのは僕だけではないはず。 もっと広く、多くの方々に見ていただける機会を作っていただくことを、矢野さんにお願いする。
by asanijigama1
| 2009-06-15 21:53
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